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2023.10.15【報告】白馬 八方尾根 定例会

2023年10月15日
白馬・八方尾根にて「山にいこうよ」の定例会が行われました。
今回はレベル1ということで初心者対象で歩き方の基本から学べるような講習内容となりました。

目次

出発は白馬八方のゴンドラから

集合場所は、八方池山荘でしたが一部メンバーとゴンドラ、リフト×2本の乗車で八方池山荘まで。今回参加のメンバーの大半は黒菱まで自車で上がってリフト×2本を乗り継いで来られていました。

鎌池周辺は紅葉のピーク…でも天気が…

八方池周辺の紅葉のピークを狙っての今回の企画でしたが…

紅葉のピークはソコソコでしたが、なんせ天気が…ガス+雨でとっても微妙な空の下の幕開けになりました。

八方池までは、木道ではなく岩稜帯の道を選んでひたすら歩きの講習を中心に行っていきました。この周辺の岩質は蛇紋岩なので濡れるととても滑ります。それ故、シビアな足置きと重心移動が求められます。

途中のトイレで一息…

僅かばかりではありますが青い空が顔を出してくれました。

雲海…とはなりませんが雲の幻想的な光景はこれはこれで!

八方池到着…そして防風

八方池に到着しましたが、結構な暴風が吹き荒れています。とても長居できるような状況ではありませんが、講習として考えれば好都合!

こんな、寒くて、雨が降って、風が強い時にはツェルトがとても役にたちます。
それを身をもって体感してもらう為、みんなでツェルトに包まってみました。

参加者の皆さんも、ツェルトの威力には驚いていました。
「全然寒くない!」というリアルな声をいただきました。そしてツェルトに包まってしまえば中にはそれなりの空間が確保でき、バーナーを使って煮炊きもできます。(ツェルトは可燃性なので火の取り扱いには十分に注意しましょう!)

そんなツェルトの中で、生米からご飯を炊き、もつ煮丼をを作って皆さんに振舞いました!

冷えた身体に暖かいもつ煮丼、みなさんとても喜んでいただけました。

その後、本来の目的地である、下ノ樺下の広場まで。一時的に雨が止んだのですが、再び雨と風が吹き始めてしまったので本日はこれにて講習も終了。

地図読みなど、ほかにもやりたいことはありましたが、この天気でできず…

それでも過酷な環境のなかツェルトの使い方を学び、その効果を身をもって知っていただいたことは大きな収穫だったと思います。

この体験から、後日ツェルトを購入したという嬉しい報告をもいただきました。
ツェルトは本来、レインウェア、ヘッドライト同様必携の道具です。この時期に頻繁に発生する低体温症の事故の多くもツェルト一つで防げたかもしれません。

白馬は温泉の聖地でもあるので、冷えた身体をみなさん、温泉で温めて帰っていかれました。

天気は微妙でしたが、皆様お疲れさまでした!

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この記事を書いた人

長野県在住(長野県出身)
登山歴は十数年。登山講習会の講師や山岳会の代表も務める。
1981年生まれ

【資格】
日本体育協会公認 山岳(アルパインクライミング)コーチ1

で普段は登山関連の講習などで講師を務めている一方で、休日は自分の山に励む現役のアルパインクライマー。山に関することは基本的には何でもやります。季節に限らずアルパインクライミングをメインとして幅広く山を楽しんでいます。

地元が長野県松本市ということで、北アルプス、特に槍・穂高連峰をこよなく愛しシーズンには何度も足を運ぶほど。

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