2023.9.5 【報告】はじめての北アルプス 爺ヶ岳ツアー

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2023年9月2~3日(小屋泊 1泊)爺ヶ岳ツアー

山にいこうよの「爺ヶ岳ツアー」の引率講師として北アルプスは後立山連峰の「爺ヶ岳」に行ってきました。お盆を過ぎたら山も秋の気配が感じられる時期となり、途中暑く感じられる場面もありましたが、とても快適な気温のなか催行することができました。

扇沢から登山開始です。何度も来ている爺ヶ岳の柏原新道ですが、相変わらずのとても整備された登りやすい登山道。登り始めこそ、そこそこの急な登りですが、その後は比較的安定した斜度で快適に登れます。

ケルンまで来ました。1時間以上は歩いたでしょうか?
それでも種池山荘までは「3時間半」の標識…受講生さんたちからはまだそんなにあるのか…といったため息交じりの声もちらほら…

途中、扇沢駅や、小屋が見えるポイントがあるので、そのようなところでは地図とコンパスを手に取って地図読みの講習も行いました。

行動しながらの地図読みでしたので、そこまでしっかり時間は取れませんでしたがなんとなく使い方は覚えてもらえた模様…

事前の登山計画の作成方法を含めた「オンライン講習」で確認したガレ場です。地図には「雨裂」の記号が記載されています。地図記号と実際の光景を照らしあわせて、理解していただきました。

中盤くらいまでは、皆さんでお話ししながら登っていましたが、後半小屋が近づく頃には皆さん無言に…

疲れが見えてきていましたが、小屋が見えてくると笑顔がこぼれました。

種池山荘に到着!!

出発を関東からの始発に間に合うように設定したので小屋につくと、そこそこいい時間です。ツェルトの使い方などの講習を予定していましたが、もうすでに一杯ひっかけたいモード全開!(まぁわたしもそうなんですけどね…)

といいうことで、明日も余裕のある行程なので講習は翌日に行うこととして、、、

「かんぱ~い!!」

夕食は2回目ということで日が落ち始めてきたくらいから。

食後外に出ると夕焼に空が染まっていました。

Day 2

おはようございます!

2日目の朝は4時起床、5時出発の予定です。起床後すぐに荷物を纏めて外に出ると、徐々に空が明るくなってきていました。

朝食は各自、簡単に済ませて、小屋の水の配給開始が5時~でしたので5時ちょっと過ぎに出発しました。

モルゲンロートに染まる蓮華岳、針ノ木岳、スバリ岳
こちらは立山~剱岳方面

この日の朝は多少雲があったものの、概ね快晴!

富士山や南アルプス、中央アルプスなどまでしっかり見えて、360度の大パノラマに皆さんは言葉を失っていました。

ちょっと進んでは、写真を…また少し進んでは写真を。

この時間帯はほんの少しの時間でも日の当たり方で山の表情が変わりとても綺麗ですよね!!

大迫力の鹿島槍ヶ岳が見えてきたあたりから、爺ヶ岳山頂に向かう本格的な登りが始まります。

周りの山々も美しいですけど、爺ヶ岳に向かう稜線もまた美しい!

山頂では多少風が吹いており、さすが半袖では寒く感じましたが、1枚着れば快適そのものです。

山頂ではみんなでツェルトを被ってみました。

事前にツェルトをレンタルされた方からは、「ツェルトってこれだけですか?」といった質問があったように、ツェルトは使い方を知らなければただの布切れ1枚です。

しかし、使い方を覚えれば、荷物をデポしたり、みんなで被って風をしのいだり、包って寒さをしのいだり、ストックや木の枝、ロープなどを使ってテントのように張ってその中で寝ることだってできる魔法の布切れです。

小屋に、戻ってからテント場に移動して実際にテントのように張ってみたりして、皆さんはツェルトに興味を持っていただけました。

ツェルトは基本的には、必携の装備ですので使い方を知った上で、登山の際には常に携行してほしいですね!