バリエーション体験イベント
南八ヶ岳・大同心稜~大同心ルンゼ
2023年10月14日の日程で南八ヶ岳の大同心稜を登ってきました。バリエーションルートの入門編でもある本ルート。比較的行程も短く、特に難しい箇所もないのでとてもチャレンジしやすいルートと言えるでしょう。
今回初めてバリエーションルートに挑戦するメンバーが多い中、この季節にしては気温も暖かく、風も弱い絶好のコンディションの中、チャレンジすることができました。
登山の起点は美濃戸・赤岳山荘
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今回は赤岳山荘から出発です。大同心へのアクセスは赤岳山荘から北沢を経て赤岳鉱泉。そこから大同心稜に入っていくのが一般的です。
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赤岳鉱泉からも大同心を臨むことができるのでここで参加者のテンション爆上がりです!
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バリエーションルートと言えど、大同心基部までは年間通じて多くの方が足を踏み入れておりますのでしっかりとした踏み跡があります。
間違って一般登山者が足を踏み入れてしまわぬようロープで行き止まりとなっています。
まずは大同心稜の急登を登って大同心基部まで…
大同心稜に入ると、のっけからかなりの急登が待ち構えています。この日はただでさえ暖かいのにこの急登を登って汗が噴き出てきます。
30分ほど登ると迫力満点の大同心が姿を現しました。
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大同心稜下部はシラビソなどの針葉樹がうるさい感じですがしばらく登っていくと植生が変わりダケカンバなどが目立つようになってきました。
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大同心が視界に飛び込んでくると、参加者のみなさまのテンションは上がり、急登にやられていたのがウソのように笑顔が蘇ってきました。
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ぐんぐん標高を上げて、大同心の基部はもうすぐそこ!
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ここまでの疲れも一気に吹き飛んでしまっているようです 笑
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背景に見える、阿弥陀と赤岳も眺望も素晴らしい!
まさに南八ヶ岳の中心にいる感じが味わえますね。
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さぁ、大同心の基部はもうすぐそこです。
ここまで近づくと、大同心の全貌は見えなくなってしまいます。
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大同心基部は踏み跡も細く、バランスを要します。ここでバランスを崩して滑落なんてしようものなら間違いなく命は助からないでしょう。
ということで、安全第一でFIXロープを張って安全に進みました。
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さてさて、大同心の基部を抜けて、メインディッシュの大同心ルンゼに突入です。ここまでくると完全に森林限界で眺望も一気に変わります。草付きの斜面に迫力満点の大同心、そして小同心。このロケーションは実際にここまで足を運ばないと味わえませんよ!!
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そして、次第に登攀要素の高い箇所も増えてきます!傾斜のきつい部分は適宜ロープで確保しながら超えていきます!
皆さんの表情から、楽しさが滲みでて伝わってきます!
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でも、残念ながら楽しい時間はあっという間に過ぎ去っていってしまうものです。
あとちょっとで稜線に出てしまいます…
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登ってきた道を振り返ると、迫力満点の大同心が聳え立っています。
かっこよすぎる…
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そんなこんなで名残惜しくも稜線に出るとホッとします。皆さんが頑張ってくれたおかげで順調に稜線まで出られましたので、大休止と、横岳山頂まではすぐ近くなので横岳を踏んだことがないメンバーは横岳山頂まで足を延ばしました。
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稜線では、甘いスイーツとコーヒーのご褒美も…
暖かく、風も弱いのいつまでも稜線で素晴らしい景色を堪能したのですが、下山もしなければならないので…
下山は硫黄岳経由で赤岳鉱泉まで。
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何度来ても、硫黄岳に続く稜線は美しい、荒々しい南八ヶ岳ですがここだけは別世界です。
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硫黄岳で記念撮影。
そして、後はひたすら下山するのみです。
下山も順調に、16時半には無事に赤岳山荘まで下山できました。
日帰りでは決して余裕のあるルートではありませんが、皆さんの頑張りによって順調にやりきることができました。
お疲れさまでした!
そしてみなさま、ありがとうございました!!