爺ヶ岳 南尾根 ~ 鹿島槍ヶ岳 南峰
推奨時期
4月中旬~下旬
ルート概要
バリエーションルート(クラシックルート)でもある南尾根はこの時期限定のルートとなり、7月中旬ころまでは柏原新道は通行不可(急峻なトラバースが続きとても危険)のため、このルートが爺ヶ岳に登る一般的なルートとなる。序盤は一般道を歩き途中から登山道を逸れて尾根道に。雪がなければ踏み跡があり、途中から雪が出てくることになる。ジャンクションピークまでは急な雪壁が断続的に現れる。
ジャンクションピーク以降しばらくは雪上歩きとなるが、途中から尾根の西側にでてアルプスらしい岩場の稜線歩きとなり山頂まで。(雪をつなげて歩くことも可能だが体力の温存のため…)
爺ヶ岳以降は雪と夏道が混在する状態の可能性が高い。
参考記録(南尾根だけですけど…)
https://santokai.net/other/harinoki_20220514_15/
https://santokai.net/tozan/20230429ziigatakeminamione/
概要図
想定コースタイム・行程(大西さんの体力を考慮して)
4:00 爺ヶ岳登山口(扇沢)
6:00 ジャンクションピーク
8:00 爺ヶ岳 南峰
9:30 冷池山荘
11:30 鹿島槍ヶ岳 南峰
12:30 冷池山荘
14:00 爺ヶ岳 南峰
16:30 爺ヶ岳登山口(扇沢)
合計CT:12h30m 程度
焼岳 南峰~北峰
推奨時期
4月下旬~5月中旬
ルート概要
無雪期は立ち入り禁止の南峰を経由した残雪期限定のバリエーションルート。
下堀沢出会いまでは、夏道沿い(雪に覆われているので夏道は判別不可)に上がり、そこからは南峰に続く稜線まで。稜線までの斜面は笹藪(無雪期は)なので雪崩に気を使いながら稜線まで上がり、その後は稜線伝いに上がる。
山頂(南峰)下は傾斜もきつくなり、岩稜とのミックス地帯が続き適度に緊張が強いられる。
また、南峰からの下りも状況によってはロープを使った方がいいようなコンディションのこともあるので、こちらも適度に緊張感があり楽しい。
火口脇に降り立ちその後は一般道と合流して北峰まで。下山は南斜面の大カールを一気に駆け降りるので快適、このカールの景色も格別です。
概要図
想定コースタイム・行程(大西さんの体力を考慮して)
6:00 新中の湯ルート 登山口
7:20 下堀沢出合い
9:30 焼岳 南峰
10:15ー10:45 焼岳 北峰
12:00 下堀沢出合い
13:00 新中の湯ルート 登山口
合計CT:7h00m 程度
八ヶ岳 横岳 大同心稜
推奨時期
オールシーズン可能
積雪・残雪期:12月~5月中旬
ルート概要
登山道からは遠く離れたルートであり一般道からは絶対に望めない大迫力な眺望がおすすめ!
赤岳鉱泉までは一般道でアプローチ。赤岳鉱泉から硫黄岳方面に向かい5分ほどの大同心沢から登山道を逸れて大同心稜へ。大同心稜を1時間ほど登ると迫力満点な大同心の基部を通って大同心ルンゼへ。
大同心ルンゼは、八ヶ岳を代表する岩峰の大同心と小同心の間のルンゼで岩登りあり、雪壁登りありで、部分的にはロープが必要な個所もあってとても楽しいのに加えてロケーションも最高です。
また、下山で使う横岳~地蔵の頭も岩、雪壁、トラバースとスリル満点!
概要図
想定コースタイム・行程(大西さんの体力を考慮して)
6:00 赤岳山荘
7:30 赤岳鉱泉
9:00 大同心基部
10:30 横岳~硫黄岳の稜線
11:15 地蔵の頭
12:00 行者小屋
13:30 赤岳山荘
合計CT:7h30m 程度
針ノ木岳 ヤマクボ沢~山頂~針ノ木峠
推奨時期
4月中旬~5月下旬
ルート概要
日本3大雪渓の「針ノ木雪渓」を爽快に上がっていくルート。
マヤクボ沢は積雪期(残雪期)限定のルートで急峻な大斜面はロケーションが格別。序盤は程よい斜度でも徐々に上がっていくとともに傾斜が急になり、急な雪壁をアックスを刺しながら登っていくのは刺激的で印象に残るシーンでもあります。
山頂からは立山連峰や黒部ダム、鹿島槍ヶ岳から白馬岳に続く後立山連峰の展望は本当に素晴らしい。
下山は夏道同様、稜線通しで針ノ木峠まで行くが、途中も数か所の雪壁通過を強いられる。下山では雪壁を下ることになるので、こちらは短いながらも恐怖を感じるほどでとても刺激的です。
参考記録(少しだけですけど…)
https://santokai.net/other/harinoki_20220514_15/
概要図
想定コースタイム・行程(大西さんの体力を考慮して)
6:00 扇沢駅
7:00 大沢小屋周辺
<針ノ木雪渓をひたすら上がる>
8:30 マヤクボ沢 出合
11:00 針ノ木岳 山頂
12:00 針ノ木峠(針ノ木小屋)
14:30 新中の湯ルート 登山口