ゲレンデを卒業しよう！バックカントリー初心者のための準備ガイド

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バックカントリースキーやスノーボードは、ゲレンデを超えた自然の雪山を楽しむ魅力的なウィンタースポーツです。40代～50代の方で、これまでゲレンデでのスキーやスノーボードの経験はあるものの、バックカントリーに挑戦してみたいと考えている方に向けて、始め方や必要な装備についてご紹介します。

スキーヤー向けのバックカントリー入門方法

① アルパイントレッカーを使用する方法

出典：SCSI PRO SHOP

アルパイントレッカーを使用すれば、現在所有しているスキー道具一式でバックカントリーを体験できます。

メリット:

  1. 既存の装備を活用できるため、初期投資が少ない
  2. ゲレンデスキーとバックカントリーの両方を楽しめる
  3. 使い方が比較的簡単で、初心者でも扱いやすい

デメリット:

  1. 専用のバックカントリー装備に比べて重量が増える
  2. 歩行時の効率が専用装備より劣る
  3. 長距離のツアーには不向き

アルパイントレッカーの相場:

  • 中古: 10,000円～30,000円程度
  • 新品: 30,000円～50,000円程度

② 中古のツアービンディング付きスキー板を購入する方法

出典：bc ski.jp

メルカリやヤフオクなどの中古市場でツアービンディングがセットになったスキー板を購入し、バックカントリーを体験する方法です。

メリット:

  1. 専用装備を比較的安価に入手できる
  2. バックカントリー向けに最適化された性能を得られる
  3. 軽量で効率的な登行が可能

デメリット:

  1. ツアー用ブーツも必要となり、追加費用がかかる
  2. テックビンディングの場合、専用ブーツが必須
  3. 中古品のため、状態や適合性に不安がある場合がある

③ バックカントリー用ビンディングのみを購入する方法

現在所有しているスキー板にバックカントリー用ビンディングを装着する方法です。

メリット:

  1. 慣れ親しんだスキー板を使用できる
  2. 専用スキー板を購入するよりも初期投資を抑えられる
  3. ゲレンデとバックカントリーの両方に対応可能

デメリット:

  1. テックビンディングの場合、専用ブーツが必要
  2. スキー板がバックカントリー向けでない場合、性能が最適化されていない
  3. 取り付けに専門知識や工具が必要な場合がある

④ 入門用バックカントリースキーセットを購入する方法

バックカントリー専用の入門セットを新品で購入し、体験する方法です。

メリット:

  1. バックカントリーに最適化された性能を得られる
  2. 新品のため信頼性が高い
  3. セットで購入することで、適合性の心配がない

デメリット:

  1. 初期投資が高額になる
  2. ゲレンデ専用の装備も別途必要になる可能性がある
  3. 経験がないまま高額な装備を購入するリスクがある

スノーボーダー向けのバックカントリー入門方法

① 現在使用しているスノーボードで体験する方法

現在所有しているスノーボードを使用し、ストックとスノーシューをレンタルしてバックカントリーを体験する方法です。

メリット:

  1. 慣れ親しんだボードを使用できる
  2. 初期投資を最小限に抑えられる
  3. バックカントリーに適性があるか試せる

デメリット:

  1. 登行時の効率が悪い
  2. スノーシューの使用に慣れる必要がある
  3. 長距離のツアーには不向き

スノーシューの相場:

  • 中古: 5,000円～15,000円程度
  • 新品: 15,000円～40,000円程度

ストックとスノーシューのレンタル対応ができる発送対応のレンタルショップ:

  1. スノーレンタル365
  2. レンタルショップKIKUYA
  3. アルペンレンタル

② スプリットボードを購入して体験する方法

スプリットボードを中古または新品で購入し、バックカントリーを体験する方法です。

メリット:

  1. 効率的な登行が可能
  2. バックカントリー専用の性能を得られる
  3. スノーシューよりも速く移動できる

デメリット:

  1. 高額な初期投資が必要
  2. 使用方法に慣れるまで時間がかかる
  3. ゲレンデ用のボードも別途必要になる可能性がある

スプリットボードの相場:

  • 中古: 50,000円～100,000円程度
  • 新品: 100,000円～200,000円程度

バックカントリーに共通で必要な装備

バックカントリーを行う際には、「アバランチの三種の神器」と呼ばれる以下の装備が必須となります:

  1. ビーコン
  2. スコップ
  3. プローブ

これらに加えて、ヘルメットも必要不可欠です。これらの装備を発送対応でレンタルできるショップ:

  1. スノーレンタル365
  2. レンタルショップKIKUYA
  3. アルペンレンタル

まとめ

バックカントリーは、ゲレンデスキーやスノーボードとは異なる魅力と挑戦を提供します。

これは新たな雪山体験の扉を開く絶好の機会となるでしょう。始め方には様々なオプションがあり、各自の予算や目的に応じて選択できます。

スキーヤーの場合、アルパイントレッカーの使用や中古装備の購入など、段階的にバックカントリーを始められる方法があります。

スノーボーダーも、現有のボードを活用するか、スプリットボードを購入するかを選べます。

どの方法を選んでも、安全面での配慮は欠かせません。ビーコン、スコップ、プローブといった安全装備の準備と、その使用方法の習得は必須です。また、バックカントリーの技術や知識を学ぶことも重要です。

初めは少し不安かもしれませんが、適切な準備と心構えがあれば、バックカントリーは40代・50代以上の方々にも十分楽しめるスポーツです。自然の中で滑る喜びを体験し、新たな挑戦を楽しんでください。安全第一で、素晴らしいバックカントリー体験を!