イベント概要
イベント名:リアル・マウンテンドクターから学ぶ!セルフレスキュー講座 in 黒斑山
日程:2024年11月7日(オンライン講習 20:30~)
2024年11月9日(実地講習)
集合場所:高峰高原ホテル 前
集合時間:8:30 集合
開催場所:黒斑山
レベル:登山・初心者~
解散予定時間:16時半頃 解散予定
参加費:15,000円(ファストエイドキッド代込)
<山にいこうよ サロン会員特別価格 15,000円→14,000円>
最大催行人数:15名
最小催行人数:3名
申込期限:2024年 11月 4日(定員になり次第終了する場合があります)
募集内容
今回のセルフレスキュー講習は、なんと…山岳事故の最前線で働く救急救命医、いわばリアルマウンテンドクターの千村医師を特別講師に招き行います。実際に搬送される山岳事故のケースや裏話も聞くことができる貴重な講習会になること間違いなしです。
特別講師の千村医師は、長野県松本市内で山岳事故のヘリ搬送を多く受け入れている病院の救急で働く現役の救急救命医で、非常勤ではありますが北アルプスの山小屋の診療所で診察などをしたりもしています。医師という職業の傍ら、誰よりも困難な山に挑む現役のアルパインクライマーでもあり、体力、登攀力は私mitsuを凌駕し、非常に心強い、最も信頼のおける山のパートナーです。
学生時代は100Lザックを背負い何日も連続で山を歩いたり、ヨーロッパアルプスや、ネパールなど海外の山の経験も豊富で、誰よりも山の素晴らしさと厳しさを知る貴重なドクター…医療的な知見はもちろん山のいろんな話織り交ぜ、山中で有事の際に医師目線としてどんな対処をするべきなのか…どんな処置をしてほしいのか…といったことをお伝えします。
このような機会は滅多にありませんので、この機会に是非本講習会にご参加ください。
本講習での傷病のケース
- 高山病
- 低体温症
- 創傷
- 捻挫
- 骨折
などの対処を特別講師の千村医師の監修のもと行います。
要救助者に対して、聞き取りの方法や、観察、症状から考えられる処置の選択等、マニュアル通りに行うのではなく、ワークショップ形式で対処をしていただきます。
その対処については都度、講師が正しい対処の実技・解説を行います。
想定のケースだったとしても、実際に面の前でそのような事態が発生すれば「軽いパニック」や何をしたらいいのか「頭が真っ白」になることはあり得ます。そんな体験を本講習を通じて経験し、実際の有事の際にお役立ていただければと思います。
本講習とその他のセルフレスキュー講習との違いは?
現在、広く一般的に行われている「セルフレスキュー講習」は、ツェルトを使った緊急なビバーグの方法や、負傷者をロープで引き上げたり、引き下げたりといったロープワークを交えた講習が、そのほとんどを占めます。
今回開催する講習会は「セルフレスキュー」という内容とは少し毛色が違った、山で起こり得る「けがや急病」についての対処や普段どんなファストエイドキッドを持ち歩けばいいのかそういった基礎的な部分を掘り下げて講習します。(今回はロープワークは行いません)
そのため、ロープワークを使った救助の技術を習得されたい方は内容が異なりますので予めご了承ください。(都岳連、県連、ガイド協会、民間などなど…様々なところで比較的安価でやっていますのでそちらも併せてご確認下さい)
また、多くの講習会でやっている、処置の仕方を(下界で)講師が受講生に教えるスタンスではなく、今回の講習の舞台は実際の山で行います。
ワークショップ形式の講習
今回の講習では本番さながら山歩きをしている最中に要救助者役(講師)が次から次へと突然アクシデントに見舞われる…
そういった状況下で「グループが力を合わせて実際の対処に挑む…」といったワークショップ形式の講習です。
この講習で学べる事
- 山での疾病(高山病・低体温症・熱中症)の対処
- 山でのケガ(止血法、RICE処置、テーピングでの固定、副士固定 など)の対処
- 虫刺されなどの対処
- 搬送技術(背負い搬送、雨具を使った搬送、ストックを使った搬送 など)
- 救助を呼ぶタイミングと救助要請の方法(どこに救助を要請し、要請時にどのようなことを伝えられなければならないのか など)
- ストックでの松葉杖の作り方
- ビバーグ方法(ツェルトの使い方(救助までの一時待機))
- 実際に現場(山)にあるものを使って処置
- その他、現在山ではどのような事故が多いのかそんなケースも含めて特別講師の千村医師より興味深いお話が聞けると思います。
行程
11/7(木)
20:30~22:00 オンライン講習会(Zoom)
<約1.5時間>
11/9(土)
8:30 高峰高原ホテル 前 集合
8:40~ 行動開始
<随所にて実地講習>
16:30 高峰高原ホテル 前 解散
参加条件
・初心者・未経験者 大歓迎
・誰でも参加可
概要図(黒斑山)
装 備 表
【服装】 | 【アクセサリ関係】 | ||
〇 | 速乾性下着 | 〇 | 帽子(キャップ) |
〇 | 靴下(替え靴下) | △ | 帽子(防寒、ニット帽) |
△ | タイツ | 〇 | 手袋・替え手袋 |
〇 | トレッキングパンツ | △ | ネックウォーマー |
〇 | シャツ(速乾性) | バラクラバ | |
〇 | レインウェア(上・下) | 〇 | サングラス |
△ | ソフトシェル | ゴーグル | |
△ | フリース | △ | ゲイター |
〇 | ダウンジャケット | △ | 替え下着 |
【装備・携行品】 | 【飲料・食事】 | ||
〇 | ザック | 〇 | 水筒・テルモス |
〇 | 登山靴 | 〇 | 行動食(非常食) |
〇 | ヘッドランプ | 日常食 | |
〇 | 携帯電話 | プラティパス | |
〇 | ストック | ガス | |
〇 | ロール紙 ・ティッシュ | コンロ | |
△ | ウェットティッシュ | コッフェル | |
〇 | タオル・手ぬぐい | 〇 | マグカップ |
△ | カイロ | 箸・スプーン・フォーク | |
△ | ツェルト | ビニール袋 | |
〇 | 乾電池 | ||
△ | モバイルバッテリー | 【幕営道具】 | |
ナイフ | テント一式 (参加者は不要) | ||
ホイッスル | テントマット | ||
〇 | 虫除け | ランタン | |
〇 | 日焼け止め・リップ | シュラフ(寝袋) | |
△ | 熊よけ鈴 | ペグ/竹ペグ | |
〇 | 救急セット(当日 支給) | (雪)スノーソー | |
〇 | 保険証 | (雪)シャベル | |
【登攀用具】 | 【その他】 | ||
ヘルメット | 歯磨きセット | ||
ハーネス | △ | 温泉セット | |
カラビナ(レンタル可) | サンダル | ||
スリング(レンタル可) | |||
下降器(ATC・エイト環) | |||