初めての登山!最低限、コレだけあれば山に行ける ~服装・装備編~

山の知識

これから登山を始めたい、そんな人に向けに「コレだけあれば山に行ける!」と題して登山をするのに必要最低限の装備をお教えします。

これから紹介する内容に、「本当にコレだけでいいの?」、「山をなめるな!」なんて人(経験者)も居るかもしれませんが、便宜的なものはすべて省いて本当に必要なものを教えてしまいましょう。

だって、登山用品って高いし、本とか雑誌見てるといろんなものがないと登山に行くべきでは的なこと書いてあるけど、そんな事言ってたらお金持ち以外いつまでたっても山にいけないじゃん!

所詮1回、2回くらいでやめちゃうかもしれないし・・・って考える人たくさんいますよね?きっと・・・そんな人にも役に立っていただける情報です。

あまり深く考えない、山は歩くだけ

登山って言うだけで雑誌や専門書を読むと見たことも聞いたこともないような道具を紹介しているけど、それらのほとんどは必要ないものばかり。あれば便利っていうだけ。

山なんて緒戦歩くだけ。「服着て、靴はいて、さぁ歩け!」といいたいところですが、・・・まぁそんな訳にもいかないので。。

山に行くのに必要最低限の装備と持ち物(春~秋)

  • 動きやすい服装
  • 歩きやすい靴
  • ザック(バックパック)
  • 防寒着
  • 雨具(上下)
  • 飲み物
  • 行動食

あくまでも初心者向けの簡単なルートを想定しての装備です。初心者にオススメのルート選びについては別の記事にて紹介しているのでご覧ください。

登山デビューにオススメの山 3選

2019年2月2日
あい
本当にこれだけでいいの?

はい、とりあえずは大丈夫です。荷物が多くなると重たくなりますし、最初はなるべく軽いほうがいいんです。

さて、これらを細かく見ていきましょう!

動きやすい服装

正直、動きやすかったらなんでもいいです。オススメはジャージ!キングオブ運動着!ここで注意してほしいのは”綿”の服は乾きにくく、汗冷えしやすくなってしまうのでポリエステルなど化学繊維(速乾性)のものが好ましいです。

例えば・・・

上)下着 → Tシャツ → 長袖シャツ

下)下着 → パンツ

コレだけでいいでしょう。登山の基本は「レイヤリング」と言って重ね着で寒さや暑さを調整するのが必要です。なのでTシャツ、長袖シャツは持参してそのときの状況に応じて脱ぎ着してください。

歩きやすい靴

ズバリ・・・スニーカーでいいでしょう!トレッキングシューズや登山靴のほうが山には向いているのですが、どんなものがいいか分からないという方がほとんどです。とりあえず安いトレッキングシューズでもいいのですが一度山に行ってみて本格的にやってみるとなれば少し頑張って良い靴を買ったほうが長持ちするし登山を楽しめます。靴選びの詳しいことは別の機会に・・・

サンダルやヒールのあるものでなく、歩きやすかったらそれでいいんです。全くの初心者を何回も連れて行きましたが問題なく登れますし、痛いとか歩き難いとかいうことはなかったです。

もしあれば、ハイカットでソール(靴の底)が厚め(厚底ブーツはダメよ)の靴のほうが好ましいです。しっかり歩くので多少暑くても厚手の靴下がオススメ。登山用の靴下をお店で見れば分かりますが、思った以上に厚い靴下が多いです。

ザック(バックパック)

バックパックもアウトドア用とか、防水とか関係なく両手に通すタイプ(ショルダーとかはダメよ)で両手が空くようなバックだったら何でもいいです。そもそも登山用のバックパックも全く防水ではありませんので心配無用。

荷物が入ればいいのですが、もし購入する予定のある方は日帰りザックは20L~35Lくらいのものがオススメです。あまり大きすぎでも持ち運びに邪魔になりますし、少ないといろいろ荷物が増えたときに入らないこともありますので。

防寒具

薄手のダウンとかがあればベストです。私はちゃんとしたアウトドアブランドのガッツリ防寒できるダウンも持っていますが、夏場はユニクロのウルトラライトダウンを携行することがほとんどです。

正直、春~秋(5月下旬~9月末くらい 山域にもよる)位の間はコレで十分です。なければ軽めのダウン、もしくはフリースで十分です。

コレだけのものがあれば早春や晩秋で無い限り、「ダウン」、「雨具」をレイヤリングすればある程度の時期は防寒できます。

真夏のクソ暑い日でも山頂付近は寒いこともあるので平地の気温に惑わされずに防寒具は必ず携行しましょう。

雨具

ここまで挙げてきたものは、今あるもので代用できちゃうと思いますが、雨具は持っていない人がほとんどだと思います。しかし「雨具」はとっても重要で命に直結するものなので「雨具」だけは絶対に準備しましょう。

と言っても、最悪ホームセンターや100均にある「ヤッケ」みたいなものでも有ると無いでは全く違います。上下1,000円程度のものだとしてもとりあえず購入したほうがいいです。そもそも最初の登山でザンザン降りの雨の中にいくことなんて無いと思います。あるとしても終日雨が降るような天気なら予定を変更するのが無難だと思います。

どうせ山に行くのだし多少のお金を出して買いたい!って人はワークマンの雨具は最適ですよ。安いし機能性も十分。強いて言えばデザイン的な部分かな。ガチなアウトドアブランドの雨具は結構高くて目玉が飛び出ます。

上下で3万~6万位は平気でします。最初からこんな金額は掛けられないと思うのでワークマンは最強です。

男女兼用

5,000円以下で本格的なレインウェアの上下を手に入れられるのは嬉しいですね。さすがワークマン!

著者もサブで持っていますがストレッチ機能も効いて動きやすいです。

飲み物

飲めるものなら何でもいいです。でもカフェインの入っているお茶やコーヒーは利尿効果があるので水分補給としては不向きです。ノンカフェインのお茶かスポーツ飲料、ミネラルウォーターが好ましいですね。

行く前にコンビニや、自販機のペットボトルで十分です。暖かいものを飲みたい人は水筒を持参しましょう。

もっていく量の目安として、日帰りの登山だと1L~1.5Lくらいが目安です。荷物が重くなっても大丈夫という人は2Lくらいあると安心ですね。喉が渇く前の小まめな水分補給を心がけましょう。

行動食

行動食と言ってますが、簡単に言うと食べやすいご飯のことです。お弁当を持っていってもいいですけど、ちょっとした休憩で軽く口にできる「おにぎり」や「パン」みたいなものが好ましいです。

登山していると、莫大なエネルギーを消費して「シャリバテ」という症状に陥ることがあります。これはエネルギー不足によって身体が思うように動かない(力が出ない)状況です。そうならない為にも小まめなエネルギー補給は重要です。

万が一「シャリバテ」になって歩くペースが急に落ちた場合は一刻も早く、なんでもいいのでを食べましょう。数分~十数分で症状は回復します。この場合は炭水化物よりも甘いものを摂って糖分を補給したほうがいいです。

食事のアドバイスとしては・・・

  • 前日の夜のご飯が一番重要!しっかり炭水化物を食べる!(朝ごはんだけではエネルギーになるのに間に合わない)
  • 前日から昼くらいまでの行動中は炭水化物中心に。
  • 行動の後半や最後のひとふんばりは糖分中心にするといい

炭水化物はエネルギーに変わるまで時間がかかります。糖分は即エネルギーになるので後半でもう一分張り!というときは糖分を積極的に摂りましょう。

行動食の量の目安

日帰りの場合の食料の目安です。少し多く感じるかもしれませんがこのくらいが食べないと慣れないうちは「シャリバテ」します。

  • おにぎり なら 3~5個程度
  • パン なら 3~5個程度
  • チョコレート 1~2箱(板チョコ程度の量)
  • その他 甘いお菓子 1~2個くらい

※ 1日 6時間くらい行動する場合

「初めての登山」のまとめ

ご覧いただいたとおり、入門するのにあたってほとんどは今あるものを代用して山に行くことができます。強いて言えば新調するのは雨具くらいでしょうか。

それも「ヤッケ」で済ませる方法を選択すれば1,000円するかしないか・・・

あくまでもコレはホント最低限です。しかし、このような装備で一緒に山に行った友達、後輩、同僚はたくさんいるのでご安心ください。

当然、しっかりそろえたいという方はアウトドアブランドでそろえればテンションも上がって山に行くのが楽しくなります。

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次回は本格的に装備をそろえてみよう!

次回は、見た目から入る人向き? (笑)というわけでもありませんが、本格的に装備をそろえていきたいといった人向けの目線で お伝えしていきます。

別の記事でお伝えしますのでそちらも宜しくお願いします。